トルコ共和国(土耳古)
- 1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/14(月) 02:01:43 ID:CuUNOT/9
- 国名 トルコ共和国 (Republic of Turkey)
首都 アンカラ
民族 トルコ人(南東部に多数のクルド人、その他アルメニア人、ギリシャ人、ユダヤ人等が少数)
言語 トルコ語
宗教 イスラム教(スンニー派、アレヴィー派)が大半。政教分離が国是。
政体 共和制
大統領 アフメット・ネジデット・セゼル大統領(2000年5月16日就任 任期7年)
首相 レジェップ・タイップ・エルドアン
議会 一院制 (550議席 任期5年 複数政党制)
人口 68,893,918人 世界17位
面積 780,580km2 世界36位
名目GDP 3,403億ドル(21位) 1人当たり 4,744ドル
購買力平価 5,087億ドル(20位) 1人当たり 7,400ドル
経済成長率 9.9%
物価上昇率 9.3%
通貨 新トルコ・リラ(旧100万リラ→新1リラへ単位変更)
国防予算 約120億ドル(国家予算の6.6%)
兵役 15ヶ月(18歳〜40歳)(兵役終了後、41歳までは予備役)
総兵力 約498,400人(徴集兵約391,000人を含む)
陸軍381,000人 海軍52,000人 空軍65,400人 予備兵力約378,700人
◆前スレ
トルコのEU加盟に関して
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/981224211/
- 76 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/22(月) 18:17:29 ID:hZ2SLcUx
- ttp://online.wsj.com/article/SB114824963033358989.html?mod=opinion_main_europe_asia
WSJ(アジア版、社説):危険ゾーンに差し掛かるトルコ (概要)
作家Orhan Pamukの書いた"Snow"という小説では、イスラミストが地方の教育機関の
部長と対決するシーンがある。トルコの決めた学校で女生徒が(イスラム教の)ヘッド
スカーフをつけることを禁止することに関してなのだが、「法は、神の定めるものか、
それとも国の委員会の決めるべきものか?」とイスラミストが問う。「それは良い質問だ」
と部長が答える。「だが、世俗国家においては、神と政府を区別する」若いファナティック
は満足せず「コーランに言うとおり、信者を無慈悲に扱う圧制者を殺すのは私の義務だ」
といって部長を銃殺する。
この小説はフィクションだが、先週水曜日には29歳の法律家、Alparslan Arslanがトルコ
の最高裁に乗りこみ「私はアラーの兵士だ」と叫んで5人の判事を銃殺した。
殺された判事Mustafa Yucel Ozbilginは最高裁で保育園教師のヘッドスカーフを禁止
する判決を出していた。犯人はテロリスト組織に関与しており、彼は判事を罰したいと
思ったと述べた。トルコの世俗化の法制は、建国者のアタチェルク以来の伝統である。
この事件以前に,トルコでは昔からの世俗化政府の伝統と現政権のイスラム志向との
軋轢が高まっていた。最高裁での銃撃事件でトルコは危険ゾーンに入った。
アンカラの市街ではデモ抗議者が銃撃事件でエルドガン首相を非難している。首相は
宗教的保守派でイスラム化運動の波に乗って政権の座に上った。判事の写真は
過激派の新聞に掲載されてきており、判事への暗殺宣言が出されて身辺警護を求める
声があがったが、それは無視された。
トルコの世俗化体制の最大の擁護者である軍のトップ指揮官は、注目すべきことに
デモ抗議者に反政府の抗議を続けるべきと述べた。エルドガン首相は銃撃事件を非難し、
ついで軍の将軍が政治に介入する事を非難した。しかし首相が葬儀に欠席したことで
首相の辞任と早期の選挙を求める声が上がっている。
- 77 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/22(月) 18:20:00 ID:hZ2SLcUx
-
数ヶ月前にはエルドガン首相のAKPは何の問題も無いように見えた。
インフレが抑制され経済成長が始まっている。市民権を強化し政府はEUとの
悲願である加盟交渉にあたっている。エルドガンは信心深いイスラムの近代化
のモデルと見なされていた。
しかし、クリーンなAKPのイメージは今では地に落ちて汚職と近親者優遇の
スキャンダルが非難されイラク南部ではクルド族分離派の暴力事件がおき、
EU加盟には絶望的な雰囲気が漂っている。
エルドガン政権はイラク戦争でアメリカ軍がトルコを経由した作戦を遂行する
事を拒否して以来、伝統的な西側同盟国であるアメリカ政府との関係が悪化
して、その修復に失敗している。シリアとイランへのエルドガン政権の付き合い
はトルコの外交専門家筋やNATOを神経質にさせている。
エルドガン政権は世俗とイスラムの間でバランスを取る政策を用いてきた
のだが、それが変化しており、首相は金利を否定するイスラム金融施設の
トップを時期中央銀行総裁に推している。市場はそれに抗議して、トルコの
世俗派の大統領は拒否権を発揮している。
AKPの市長らはイスタンブールを含む地域にアルコール禁止の「レッドゾーン」
を指定した。政府は宗教学校を増やそうとしており、ヘッドスカーフ禁止を緩和
しようとしている。
こうした動きは重要な選挙に向けてAKPへの連帯を強めようとするものである。
来年4月には議会は大統領を選ぶのでエルドガンは自分かその近しい人物を
それにあてたい。法の定める2007年末までに、あるいはそれを前倒しして、
議会選挙が行なわれるのでAKPはその最大の反対勢力である軍部に対抗して
イスラム勢力を結集したい。
- 78 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/22(月) 20:03:06 ID:hZ2SLcUx
-
軍と官僚組織はAKPには当初から批判的だったが都市部の世俗的な
西欧化した有権者は首相の経済運営を支持してきた。今は彼等は
イスラム化路線が強引過ぎるとして首相への支持を取り消している。
そのためにAKPの必要とする重要な支持基盤のひとつが崩れている。
野党の共和党は古くから政権を運営してきた党だが2002年選挙で腐敗や
失政を理由に政権を追わている。共和党がこの機会を政権復帰に利用
できるか否かは今後の見ものである。
トルコは建国者のアタチェルクの確立した温和な独裁制共和国からの
転換期に在る。それが何処に向かうのかが、現在では不明なのだが。
7000万人の世俗的イスラムの国であるトルコがどちらに向かうのかは
中東全体から見ても影響が大きい。
エルドガン首相は西欧スタイルの民主国家で宗教的な色彩の濃い、
カソリックのアイルランドのような国を目指すというのだが、彼の反対者は
其の裏に隠された意図が在るとする。それは世俗国家をイランのような
イスラム独裁国家に変えるものだと疑う。
自由世界が(イスラミスト側に)ひとつの国家を失うことを許容することは
難しい。その言い方はまだ早すぎではあるがトルコの国内の分裂は深刻
で危険であり加速化している。現在の問題はトルコ政治の安定性、民主
主義体制の将来がどうなるのか、さらに国内の安全保障が関連する。
事態悪化は全てがエルドガン首相のせいではないが、圧力は彼にかかる
わけで首相は支持者を得て、解決策を見つけなくてはならない。
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